カテゴリー:ワークショップ

「アート・素材・修復」

投稿者:naito 投稿日:2017年10月18日

アート作品を持つ、買う人への身近な講座シリーズ始まる!


佐賀町プロジェクトでは、この秋より連続講座、 コンサバター(絵画修復士)田口かおりさんの『アート・素材・修復』を開催いたします。
イタリアで学んだ絵画修復士としての確かな基礎と知識と技術に加え、今を生きる現代美術にまで調査研究を膨らませている田口かおりさん。近年では「臭気」についての国際シンポジウムを企画し、興味深い議論を展開しました。本講座は、田口さんの修復の実践の中から、多様化する素材、重視されるコンセプト、また一過性作品の再制作のオリジナリティなどと、現代美術作品への新しい視点を探り、保存修復の根源的な問いかけをする最前線の講座となります。
美術作品を創り出す人にも、それを残したい人にも、広く美術を愛する人達に開かれた講座です。多くの方のご参加をお待ちしています。

【講座内容】(全5回、15:00〜16:30)
2017年11月11日(土) 保存修復とはなにか:「時間 tempo」と「イメージ imagine」
            ※11月11日の講座は終了いたしました。
2017年12月 2日(土) 現代美術の保存修復:不安定な永続性と記憶の保存
            ※12月2日の講座は定員に達したため、募集を終了しました。
2018年 1月13日(土) 暴力をめぐる諸問題 :切り裂かれた絵、叩き壊された彫刻
        ※2018年1月13日の講座は定員に達したため、募集を終了しました。
2018年2月10日(土) 美術作品と「臭気」:私たちは「におい」をいかに保存・展示するのか
2018年3月10日(土)「最小限の介入」と「予防的修復」:コレクションを守るためにできること
(全回通して受講されることをお薦めします。単発受講もお受けします。)

◎講師 :田口かおり
◎定員 :15名
◎受講料:1回3,500円(資料代込み)
     5回連続申込の場合は特別割引になります。
     (通常17,500円→15,000円)
◎持ち物:筆記用具。
◎会場 :佐賀町プロジェクト(3331 Arts Chiyoda 306室)
           東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda
     東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
◎お問合せ:info@sagacho.jp        
◎お申込み:メール申込み:info@sagacho.jp
表題を『アート・素材・修復』とし、氏名、メール(返信用)、参加希望日を明記のうえお申込みください。お申込みいただいた方にはお支払方法を記載した確認メールをお送りします。2、3日してメールが届かない場合は再度ご連絡ください。

【講座について】 田口かおり
 保存修復に携るものとして、私は日々、さまざまな作品に出会い、触れ、調査を行っています。そこで考えるのは、ほかでもない「芸術作品のライフ」、つまり作品の「生」のことです。
 保存修復は、美術作品を延命するための技として、古くは古代ギリシア時代から行われてきました。それだけ古い歴史をもつ保存修復ではありますが、実際のところ、作品の「生」のために本当に保存修復というものが必要なのか、また、その方法論がいかなるものであるべきか、本格的な検討がはじまったのは近代になってからのことです。
 現代において、美術作品の保存修復は、よりいっそう複雑なものとなりつつあります。多様な素材からなり、様々な展示形態をとる現代美術は、ときに「死」という選択肢すら見据えながら、生成と消滅の記憶を紡ぎます。
 あらゆる美術作品にとって、そして私たちにとって、保存修復とは一体何を意味する行為なのか。本講座では、この大きなテーマについて、さまざまな事例を手がかりに考えていきます。講座を重ねるなかで、そもそも作品の「生」とは一体何なのか、作品は何をもって生き、何によって生かされているのか、という、より根源的な問いをめぐる思索へと、導かれていくことになるでしょう。 


田口かおり(たぐちかおり)
1981年東京都生まれ。フィレンツェ国際芸術大学(Universita’ Internazionale dell’Arte Firenze)絵画修復科修了後、修復工房Studio Venerosiにて絵画修復士として勤務。 2013年、京都大学人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は保存修復理論、保存修復史。 現在、東海大学創造科学技術研究機構特任講師。 近著に『保存修復の技法と思想――古典芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』(第七回表象文化論学会賞)。 2015年からは、現代美術の保存修復を研究主題とし、国内外での調査に関わる他国際シンポジウムなどにも積極的に登壇している。2016年には「現代美術の保存と修復」を主題とする愛知トリエンナーレ企画シンポジウムにパネリストとして参加。 2017年6月には「『臭気』の現代美術」と題した国際シンポジウムを主催し、現代美術が放つ複合的な「におい」についていかなる 保存・修復・再展示が可能かを、ニューヨーク近代美術館キュレーター・ロジャー・グリフィス氏や、韓国の現代作家イ・ウォノ氏と共に検討した。直近の論文に「保存修復とX線の『暴力性』-キャサリン・ジルジュ《スザンナと長老達》をてがかりに」(『表象』第 11 号、2017年4月、pp. 234-pp. 253 「井田照一《タントラ》(1963-2006)の技法研究と保存処置」(『東北芸術工科大学紀要』No. 17、2017年3月)などがある。


ワークショップ発足のお知らせ

投稿者:naito 投稿日:2015年09月17日

3331 Arts Chiyoda B1のギャラリー空間で展示を行いつつ
みなさまとの交流の中から何かが生まれることを願って、
3331の3階に一室設けました。佐賀町プロジェクトと言います。

最初の企画は「書」。素敵な書家、アーティスト、華雪(かせつ)さん
との出会いからシリーズで書のワークショップ発想が生まれました。
書に親しむ、挑む、なじむ、変えられる。いろいろな思いをこめています。
いわゆる書道教室でないことは確かです。

旧錬成中学校の教室のままの部屋ですが外光の降り注ぐ空間です。
ご参加をお待ちしております。

書のワークショップ『一字書』
『一字書』 とは
古代、中国の人たちは、世の中にあるさまざまなことひとつずつを、それぞれのかたちや性質、特徴をもとにして、象徴的な線画で表わしました。それは象形文字と呼ばれ、今、私たちが使っている漢字のかたちの元になっています。 そうした漢字の象形や本来の意味を認識した上で、現在使っている意味と向き合い、もしくは多様な捉え方で拡張し、書き手のその時々の思いを字に乗せて書く表現が『一字書』です。
『一字書』は、特に1960年代から70年代にかけ、森田子龍・井上有一らの「墨人会」が中心となり、鎌倉時代・江戸時代に盛んに書かれた禅僧の墨蹟や戦後欧米から流入した抽象絵画のエッセンスを取り入れながら、さまざまな表現方法——思考のプロセスや書きぶり——が追求されました。

  講師:華雪
開催日時:2015年10/10, 11/7, 12/5 2016年1/16, 2/13, 3/12
     (全6回 土曜日13:30 – 16:30)
  定員:5名(要予約)
 参加費:5,000円+材料費1,000円 計6,000円
     (お支払方法:会場でのお支払、ゆうちょ銀行振込)
 持ち物:筆記用具、メモ帳
     ※その他の道具はこちらで用意します。
     ※汚れてもいい動きやすい服装でご参加ください。
  会場:sagacho projects (3331 Arts Chiyoda 306室)
     東京都千代田区外神田6 -11-14 3331 Arts Chiyoda
     東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分

問合せ・お申込み:info@sagacho.jp
表題を『一字書 申込み』とし、氏名、メール(返信用)、お電話番号、参加希望日、お支払方法を明記のうえお申込みください。お申込みいただいた方には確認メールをお送りします。届かない場合は再度ご連絡ください。
※6回通してご参加されることをお薦めいたします。1回からの参加もお受けします。
※ご連絡なくご欠席の場合は、キャンセル料を頂くことがございます。

【講師紹介】
kasetsu04-240
華雪(かせつ)
書家。1975年、京都府生まれ。92年より個展を中心にした活動を続ける。 〈文字を使った表現の可能性を探る〉ことを主題に、国内外でワークショップを 開催。舞踏家や華道家など、他分野の作家との共同制作も多数。
刊行物に「石の遊び」(2003年 平凡社)、「書の棲処」(06年 赤々舎)、「ATO 跡」(09年 between the books)、「それはかならずしも遠方とはかぎらない」(12年 hiromiyoshii)ほか。
「コレクション 戦争×文学」(集英社)をはじめ、書籍の題字なども手がけている。 www.kasetsu.info



佐賀町プロジェクト(sagacho projects)
〒101-0021 東京都千代田区外神田6 -11-14 3331 Arts Chiyoda 306
info@sagacho.jp